
愛猫や動物全般への包帯は
なかなかに難易度が高いですよね。
私も包帯巻きについては、
日々試行錯誤、勉強の数々です。
猫の包帯が外れる主な原因
怪我や術後のケアで包帯を使用する場合、
猫は非常に高い確率で包帯を外そうとします。
外れる原因は主に、
猫の行動・巻き方・素材にあります。
猫の包帯が外れるのは、単に「取れた」のではなく、
「猫が外した・または動きでずれた」と考えるのが一般的です。
以下、猫の行動が主原因となった例を書きました。
強引な自力除去(破壊)
猫は包帯を異物とみなし、
噛み切ったり、鋭い爪で引っかいたりして
積極的に外そうとします。
特に動けない部分や、
違和感のある部分には執拗に攻撃します。
対処法例
エリザベスカラーや術後服を併用し、
口や爪が包帯に届かないようにする。
普段から服慣れしておく必要がありそうです。
グルーミング(舐める行為)
包帯を舐めることで包帯が唾液で濡れ、
粘着力や摩擦が弱まり、ずれやすくなります。
また、濡れた部分から包帯がふやけて切れることもあります。
対処法例
防水性のあるテープで端を補強する。
エリザベスカラーで舐めるのを防止する。
我が家のエリザベスカラーは、可愛い系でなく
病院で購入したようなエリザベスカラーを使用してます。
長く使用することになると
こういうのが一番保護できるんですよね🧐
過度な伸縮
包帯を巻いた手足や関節を
激しく曲げ伸ばししたり、
走ったり、ジャンプしたりすることで、
その動きに包帯が耐えきれず
ずり落ちたり、巻きが緩んだりします。
対処法例
運動を制限し、安静を保つ。
関節部分は伸縮性の低いテープで補強する。
エリザベスカラーがあっても部位に届く
猫は体が軟体。
エリザベスカラーがあっても包帯に届く部分もあります。
自分への戒めの為にも言い続けていますが
猫は、不快な物を
何が何でも、取り除こうと頑張ります。
(我が家の愛猫まお君がそう)
そんな猫への包帯は、
なかなかに難易度が高いですよね。
上記でも、猫の包帯の固定方法【後足編】(我が家流)を紹介しているので
応用できる部分があれば嬉しい限りです😊
我が家流・包帯の巻き方(写真付き)
以下、
我が家の包帯巻きの手順を写真で撮ってみたので、
写真付き包帯巻きの記事を作成してみました。
ぜひ、ご覧ください😊
柄物の伸縮包帯の紹介もしています💡
ガーゼをあてる
写真では刺激的な部分が出てしまうので、
絵を描いてみました😊

我が家の愛猫まお君には、
傷にくっつきにくいガーゼ。
メロリンガーゼを使用しています。
フィルム側を傷に当てることで、
傷にくっつきにくくなります。
フィルムには点々と小さな穴があり、
そこから膿を吸い取ることで
ちゃんとガーゼに膿を吸収してくれます。
このガーゼでも、ちょっとはくっついたりする
場合もあるので、
ガーゼに水を含ませると剥がしやすくなります😊
伸縮包帯を使用
我が家の愛用の大必須アイテム、
伸縮包帯。
伸縮包帯の使い方
包帯は、切らずにクルクルと
1本で使うものだというイメージがあります。
獣医さんも包帯は切らずに1本の状態で
クルクルと巻いてくれますよね。笑
包帯を1本のまま、クルクル巻くのはかなり難しい。
やるたびにシワシワ・クチャクチャになる。
そして、よく外されてしまう。
そこで、世話係は各パーツに切り分けて
使うようになりました。
猫は包帯の外し方のコツを習得していきますが、
人間もまた、巻き方のコツを習得していきます。笑
伸縮包帯はくっついてくれるので、
切って使用してもいいんだな💡となりました。
包帯を巻く・後足首編(我が家流)
傷にガーゼを当てたら、
各パーツに切り分けた包帯を巻いていきます。

上図1:
太ももは太いので、
長めに切った方の包帯を使用します。

上図2:
短く切った包帯を使用します。
図1・2の、2つの包帯でガーゼを固定します。
ガーゼはしっかり包帯の内側へ
我が家の愛猫の場合は、傷が大きめなので
踵部分にまでガーゼが届きます。
なので、伸縮包帯で踵パーツも作り、
包帯の中に、ガーゼをすべて収納するように巻きます。

そして最後に、上記の写真のように、
残りの【包帯:長・短】を
シワができないように綺麗に巻きます。
包帯をキツく巻きすぎると、
血が止まり、パンパンに腫れます😢(うっ血)
様子を見て、気を付けてあげてくださいね。
うっ血とは:
患部の腫れ、皮膚の変色(赤紫色、紫色など)、
痛み、熱感、痺れなどがあるようです。
包帯を綺麗に巻く
包帯を外されない為には、
綺麗にシワがないよう巻く。
それが重要だと世話係は考えています。
シワがあると、噛んでひっぱったりできるので
ボロボロにされる確率が高いと思います。
あと、1mmでも包帯からガーゼがはみ出している場合は
そこからガーゼを引っ張り出されたりするので
ご注意ください。
包帯を巻く部位によって方法は変わる
我が家の場合は後ろ足の関節
まお君の場合は、関節の部分の怪我。
我が家の包帯の巻き方は、
傷に対して包帯面積が大きくなりがちですが、
関節の上下に巻く事でなんとか
ガーゼが固定出来るのかなと思います。
個人的には、巻きやすい部位だと思います。
フラットな部分への包帯は?
フラットな部分への包帯巻きだと、
関節部分と違って、やり方が変わってくるでしょう。
術後服の使用とエリザベスカラーの併用に
なったりするのでしょうね。
術後服も個体に合ったサイズ、
包帯を外されにくそうなものを選びたいですね😊
猫に服なんて可哀想だと思ってしまいがちですが、
いつか着させざるを得ない時も、くるかもしれません。
ちなみに我が家のまお君は、
服が大嫌いで、脱ぎます😨
我が家流・包帯巻きの総括
・妥協せず、自分の中で最大限に綺麗に巻くことを心掛ける。
・伸縮包帯は、切って使うとそこそこ巻きやすい
・包帯の締め付けすぎには注意が必要。
そんな我が家の猫の包帯
先日、久しぶりに一番外側の包帯が噛み千切られ、
ボロボロにされていました。
そのたびに世話係の脳内で
反省会、試行錯誤が始まります。
不幸中の幸い
包帯はボロボロにされていましたが、
ガーゼを引き抜く事はできなかった模様。
引き抜く際の、傷へのズリズリ刺激は
無さそうだったのでホッと一安心。
エリザベスカラーの併用と、きっちり巻いた包帯。
万が一、外側の包帯をボロボロにされても
傷へのアプローチを防げていましたね💡
愛猫には日々健やかに過ごしてほしいですね😊
愛猫が怪我中であったとしても、
QOLを上げて暮らしてほしいと日々思っています。
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