
ラグドールって、
ふわふわでおっとりしていて、
抱っこが大好きな猫……
っていうイメージありませんか?
世話係も飼う前はそう思っていました。
でも実際に9年一緒に暮らしてみると、
「そうそう!」と思うところと、
「うちは全然ちがうな……」というところが両方あります。
というわけで今回は、
世話係が愛するまお君の子猫時代の写真とともに
ラグドールという猫について一通りまとめてみます。
うちのまお君の話も混ぜますが、
ラグドール全体の話と、まお君1匹の話は分けて書きます。
ラグドールってどんな猫?

ネムネムよ~
子猫時代のまお君可愛い💥
毛がパヤパヤしていますね😊
名前の由来は「ぬいぐるみ」🧸
ラグドール(Ragdoll)は、英語で
「ぬいぐるみ」「布の人形」という意味。
抱き上げたときに力が抜けて、
ぐたっと身を任せる子が多かったことから
この名前がついたと言われています😊
名前がそのまま性格の説明になっている、
めずらしい猫種です📝
生まれはアメリカ・1960年代
ラグドールは1960年代のアメリカ・カリフォルニアで、
ジョセフィンという白い長毛の猫をもとに
つくられた比較的新しい猫種です。
ペルシャやバーマン、バーミーズなどが
関わっているとされています。
歴史が浅いぶん、猫種としての特徴が
はっきり残っているのが特徴です。
猫サイズ、とにかく大きい
ラグドールは大型の猫種です。
- オス:6〜9kg程度
- メス:4.5〜6kg程度
これはあくまで目安で、
もっと小柄な子も大きい子もいます。
そして大人の体になるまで3〜4年かかるのも
ラグドールの特徴です。
普通の猫は1年ちょっとで成猫の体格になりますが、
ラグドールはそこからさらに伸びます。
「うちの子、小さいまま?」と思っていたら
3歳くらいで急にどっしりしてきた、
という話はよく聞きます。

あ~僕の小さい時は一番可愛いな~
これは生後3ヵ月のラグドールの子猫です😳
【まお君の場合】
我が家のまお君も、
現役時代は8kgありました。
オスの上限に近い数字ですね。
抱き上げると本当にずっしりしていて、
「猫ってこんなに重かったっけ」と思うレベル😂
ただ、直近の測定は6.9kg台です。
腎機能の低下があるので、
そこから1kgほど落ちていることになります。
猫の1kgは、人間でいうとかなり大きな変化です。
ちなみに、ラグドールは長毛なので
見た目では体重の変化がわかりにくいというのも
気をつけたいところです。
体重管理の記事をまとめています😊
➡️猫の体重減少で見落としがちな注意点とは?
🩵青い目とポイントカラー
ラグドールの見た目でいちばん有名なのは、
透き通ったブルーの瞳です。
これはポイントカラーという毛色の遺伝と
セットになっている特徴で、
ラグドールは基本的に全頭が青い目になります。
ポイントカラーというのは、
体温の低い部分(顔・耳・足先・しっぽ)に
色が濃く出る毛色のこと。
シャム猫と同じしくみですね。

(⬆️検索でお借りしました。)
生まれたときは真っ白⛄️
おもしろいのが、
ラグドールの子猫は生まれたとき真っ白だということ。
お腹の中は温度が一定なので、
色が出る条件がそろっていないんですね。
生まれてから体の末端が冷えることで、
だんだん顔や足先に色がついてきます。
そして色が完全に出そろうまで、
2年くらいかかると言われています。
うちの子は何色?
■毛色の「濃さ」は遺伝、「出る場所」は温度
・シールポイント(濃い茶)
・ブルーポイント(グレー)
・まお君はブルー系=もともと薄い設計
■柄のパターン
・カラーポイント(白なし)
・ミテッド(足先・胸に白)
・バイカラー(顔にV字・白多め)
■年齢とともに濃くなることも
→ 体温が下がるから
→ 子猫時代との比較写真がそのまま証拠に📷

大人のラグドール

子猫のラグドール
我が家のまお君も子猫のころは
今よりずっと白っぽい印象でした😊
顔まわりのグレーも、
今のほうがはっきりしていますね。
性格は本当に「おっとり抱っこ好き」?
ここが一番、
イメージと現実が分かれるところだと思います。
一般的にラグドールは、
- おだやかで落ち着いている
- 人によくなつく
- 抱っこを嫌がりにくい
- 大きな声で鳴かない
- 攻撃的になりにくい
と言われています。
犬っぽい、と表現されることも多いですね。
猫の尻尾で気持ちもわかります🧐
➡️猫の尻尾の動きでわかる気持ちのヒミツ💡心理状態と不機嫌時の対処法
でも、個体差はめちゃくちゃあり💥
「ラグドールだから絶対に抱っこ好き」
ということはありません。
猫種の傾向はあくまで傾向で、
最終的にはその子の性格です。
【まお君の場合】
まお君は、一匹狼気質です。笑
- 抱っこさせてくれますが抱っこは結構嫌い。笑
- ベタベタ甘えるより、同じ部屋にいるくらいがちょうどいい
- 生まれてからずっと単独で暮らしてきた
新入りのサビ猫・らびちゃんが来てからも、
仲良く寄り添う…ということはありません💥
同じ部屋にはいるけど、
微妙に距離を取って干渉しないという関係。
これはこれで平和なので、
我が家はこの距離感でいいかなと思っています。
ただ、「ラグドールは温厚だから
先住猫とも絶対に仲良くなれる」というのは、
ちょっと期待しすぎかもしれません🧐
下記にてサビ猫の魅力も書いています😎

大きい猫、ラグドールとの暮らし
日常生活🌱

ふわあ~…
ラグドールを迎えるとき、
意外と見落としがちなのがサイズの問題。
大きくなるということは、
道具も全部ワンサイズ上がるということ。
- トイレ
体長に対して小さいと、
はみ出したり、体勢がつらかったりします。
我が家は大きいサイズのものを使っています。
ちなみに、お尻周囲の毛を
ちょっとだけカットすることをお勧めします💩
- キャリーバッグ
小さいキャリーだと、体を折り曲げる形になって
猫にも負担がかかります。
7kg前後の猫を入れて運ぶので、
飼い主側の重さもかなりのものですよ。
- 爪とぎ・寝床
長さのあるものを選ばないと、
体を伸ばしきれません。
- キャットタワー
大型猫は体重があるぶん、
着地の衝撃も大きくなります。
グラつくタワーだと危ないので、
安定感のあるものを選びたいですね。
通院がとにかく重い💪
まお君は現在、月1回の通院があります。
キャリーに入れて、
原付に載せて、病院まで運ぶ。
7kg弱の猫が入ったキャリーは、
普通に重いです💥
大型猫を迎えるなら、
「病院に連れて行く体力」も
地味に必要な要素だと思います🧐
まあ重いのが可愛いまであるんですけどね…☺️

こんな紙パック(酒)もスルスル~と通れるんよ
母のいいちこ。笑
ふわふわ長毛のお手入れ
ラグドールの被毛は、
シルクのようにやわらかい長毛です。
うれしいことに、ペルシャなどと比べると
毛玉になりにくいとされています。
下毛(アンダーコート)が少なめだからですね。
とはいえ、長毛は長毛です。
■毛玉ができやすい場所
- 脇の下
- 内股
- おしりまわり
- 首元
このあたりは動きで擦れるので、
毛玉になりやすい場所です。
気になる猫のお風呂の頻度もまとめています😊
➡️猫のお風呂頻度はどれくらい?長毛・短毛別の目安と『入れすぎ』による意外なリスク
ズボラでも続くブラッシングの考え方
理想は毎日ですが、
続かないことが一番よくないと思っています。
世話係が実際にやっているのは、
- 週1〜2回、ちょっとだけ
- 完璧を目指さない
- 毛玉ができやすい場所を優先する
- 換毛期(春・秋)だけ回数を増やす
まお君が怒るのでこれくらいです🧐
ちなみにラグドールのようなふわふわ長毛には、
スリッカーブラシは意外と効きにくい印象です。
毛がやわらかいので、表面をなでるだけになりがち。
目の粗いコームのほうが、
根元まで届いてよく取れます。
下記の姉妹サイトで、
でブラッシングとフードでできる対策をまとめています💡
➡️猫が毛玉を吐く【秋の換毛期にやってる対策とフードの選び方】
■抜け毛は覚悟しておいたほうがいいです
抱っこした後は結構コロコロが必須😂
ロボット掃除機なり、
コロコロなり、
何かしら仕組みで対応したほうがラクですね。
ラグドールの健康面で知っておきたいこと
ここは大事なところなので、
少し丁寧に。
怖がらせたいわけではありません。
「知っておくと、早めに病院に相談できる」
という意味で読んでもらえたらうれしいです。
■肥大型心筋症(HCM)
ラグドールで最もよく知られているのが、
肥大型心筋症(HCM)です。
心臓の筋肉が厚くなる病気で、
猫の心臓病の中でいちばん多いものです。
ラグドールでは、
MYBPC3という遺伝子のR820Wという変異が
この病気と関連することがわかっていて、
遺伝子検査ができます。
ただし、ここは誤解しやすいので補足します。
- 変異を持っていても、発症しない子もいます
- 高齢になってから出てくることもあります
- 変異がなくても、HCMになることはあります
つまり「検査で陰性=絶対安心」ではない、ということですね。
繁殖に関わる場合は検査が推奨されていますが、
一般の飼い主としては
定期的な健康診断で心臓を診てもらうのが
現実的だと思います。
■多発性嚢胞腎(PKD)
腎臓に液体のたまった袋(嚢胞)ができて、
少しずつ腎機能が落ちていく遺伝性の病気です。
ペルシャ系で有名ですが、
ラグドールでも報告があります。
初期は気づきにくいので、
血液検査や超音波検査での定期チェックが
早期発見につながります。
■そのほか気をつけたいこと
- 下部尿路疾患(FLUTD):水をあまり飲まない子は特に
- 毛球症:長毛なので飲み込む毛の量が多い
- 肥満:大型なので増えても気づきにくい
- 関節への負担:体重があるぶん、高所からの着地は慎重に
💡家でできる観察ポイント📝
難しいことをしなくても、
毎日見ているだけでわかることがあります。
- 水を飲む量が増えていないか
- おしっこの量・回数が変わっていないか
- 食欲が落ちていないか
- 体重が減っていないか
- 呼吸が速い・苦しそうではないか
- 遊ばなくなった、寝てばかりになっていないか
「なんかいつもと違う」が一番大事なサインだと思います。

生後3ヵ月の僕よ~
【まお君の場合:腎機能の低下】
まお君は、腎機能の低下があります。
現在はほぼ毎日、自宅で皮下点滴をしています。
最初は「自分にできるのか」と思いましたが、
慣れると1日の中の作業のひとつになります。
数値は月1回の血液検査で確認していて、
最近は落ち着いてきました。
それと、まお君は
後ろの左足に長く続いている怪我があります。
皮膚が薄くなってしまっていて、
自力でふさがるのが難しい状態なので、
毎日ガーゼを替えて包帯を巻いています。
これはラグドールという猫種の話ではなく、
まお君個人の事情です。
ただ、こういうことも起こりうるという意味で、
書いておきます🧐
病気の話は一般的な情報です。
気になる症状がある場合は、
必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
結局、ラグドールは飼いやすい?
■飼いやすいと思う点
- 大きな声で鳴きにくいので、集合住宅でも比較的暮らしやすい
- 攻撃的になりにくく、初めて猫を迎える人でも接しやすい
- 人が好きな子が多く、そばにいてくれる
- 毛玉になりにくい長毛なので、長毛の中では手入れがラクなほう
■大変だと思う点
- とにかく大きい(道具も通院も、全部ヘビー級)
- 長毛なので抜け毛は多い
- 心臓・腎臓など、気にしておきたい病気がある
- 人が好きな子が多いぶん、長時間の留守番は向かないことがある
■「おっとり=手がかからない」ではない
おっとりしているのは性格の話であって、
お世話の量が減るわけではありません。
むしろ体が大きいぶん、
ごはんもトイレも毛の量も、全部多くなります。

このカゴ、僕にもでかい時もあったんよ~
■まとめ:ぬいぐるみじゃなくて、でかい猫です
ラグドールという猫について、
一通りまとめてみました。
- 名前の由来は「ぬいぐるみ」
- 生まれはアメリカ、歴史は比較的浅い
- オスは6〜9kgになる大型猫
- 大人になるまで3〜4年かかる
- 生まれたときは真っ白で、色が出るまで2年
- 全頭が青い目
- おだやかな子が多いが、個体差はかなりある
- 長毛の中では毛玉になりにくいほう
- 心臓(HCM)と腎臓は覚えておきたい
■それでも、また選ぶと思います😂
9年一緒に暮らして、
点滴も、包帯交換も、月1の通院もありますが、
ドシドシ走って、
重いのが可愛いからです😂
※この記事の健康に関する内容は、以下を参考にしています。
- ・Hypertrophic Cardiomyopathy (HCM) in Ragdolls|UC Davis 獣医遺伝学研究所
- ・Ragdoll Cat Hypertrophic Cardiomyopathy (HCM)|ノースカロライナ州立大学 獣医病院
- ・ラグドールの性格や特徴のご紹介|ロイヤルカナン
- ・【ラグドールに多い病気】獣医師監修|池田動物病院






コメント